BLOG
フリーランスのデザイナーとして、京都府北部を拠点に活動を始めてから5年。
今まで個人名義でWebサイトを公開していましたが、心機一転、屋号であるflowとしてWebサイトをオープンしました。
前回、2017年に作ったサイトは、フリーランスとして活動を始める決意表明のようなサイトでした。
当時、まだ十分な実績はありませんでしたが、持病を理由に1年ほど自宅で療養していて、普通の会社に復職できる目処が立たない中、自宅で少しでもデザイナーとして活動していきたい、という想いを込めて作ったものです。
そのため、ポートフォリオとしては十分な中身ではありませんでしたが、サイトをきっかけに声をかけてくださる方も多く、長い間自分の顔として十分に活躍してくれたように思います。
十分な実務経験もなく、自分の強みも、出来ることも明確に分からない中、手探りの状態で活動を始め、とにかく経験を積むことだけを考えてやってきましたが、ありがたいことに、各方面の方々から数珠繋ぎのようにお仕事をいただき、5年を迎えることができました。
この5年間、頂いたお仕事には誠心誠意向き合い、妥協することなく取り組んできたということだけは胸を張って言えると思います。
今回公開したサイトには、全てではありませんが、その結果が全て詰まっています。
サイトのデザイン自体は、取り立てて強調するような装飾もなく、ある意味スタンダードなものになっています。
容れ物を派手にすることなく、中に入っているものが光るようなデザインが自分のポートフォリオを作る上での理想だったので、これから公開していく実績がちゃんと光ってくれるように、改めて頑張る必要があるなと感じています。
取り立てて特徴のないサイトではありますが、全体のレイアウトが固まるまでには2年ほどを要しました。
今回、実装はいつもお世話になっている藤原慎太郎くんにお願いしました。
実装を外注するのは初めてでしたが、お互いの仕事の合間を縫って月に2回ほど打ち合わせをし、細かいところまで意図を汲み取った実装をしていただきました。
公開間際まで全体のクオリティーを妥協せずに突き詰められたのも、デザインと実装の作業をそれぞれが集中して行えたからこそだと思っています。
CMSにはお馴染みのWordPressではなく、Contentfulを採用しているのも初めての試みになっています。
これからは、このサイトでコンテンツを更新していきますので、どうぞ見守ってくださると嬉しいです。
前回のポートフォリオを公開した時に比べると、体調はかなり落ち着きました。
以前は、「パニック障害を患っていること」をあえてオープンにし、自分の弱みを理解してもらうことでクライアントさんと潤滑なコミュニケーションが取れることを強く意識していましたが、現在はそれをあまり強調しなくてもいいくらいの状態には持っていけているのかな、と思います。
とはいえ、遠方の打ち合わせや、電車を使った移動などは苦手なままなので、心苦しい部分はありますが、現在は出来るだけオンラインでお仕事を進めさせていただいています。
もしお仕事のご相談を迷われているクライアントさんがいらっしゃる場合、その点をご留意の上でご依頼をしていただけますととても嬉しいです。
そのうち、ちゃんとした名刺も作りたいと思っています!
これからも何卒、よろしくお願いします。